MDMで学校の端末管理を行う方法とは?その必要性や導入メリット、注意点まで解説!
近年、学校ではタブレットやPCなどが児童生徒や教員の方々に導入されています。多くの端末を導入し、さらに運用管理していく必要があるため、課題も多くあるといわれています。
今回は、学校において端末管理を効率的に実施するためのツールであるMDMについて取り上げます。また必要性から導入メリットや注意点、MDM運用代行サービスの利用メリットまでご紹介します。
目次[非表示]
- 1.学校でMDMが必要な理由とは?
- 1.1.MDMとは?
- 1.2.学校でMDMが必要な理由とは?
- 2.学校がMDMを導入するメリット
- 2.1.セキュリティの強化により、安心して利用させられる
- 2.2.授業に不要なアプリ・機能の制限が可能
- 2.3.デジタル教材の一斉配信
- 3.学校がMDMを運用するときの注意点
- 3.1.運用負荷の増加
- 3.2.導入・運用コストの増大
- 4.MDM運用代行におすすめのLCMサービスとは?
- 4.1.LCMサービスとは
- 4.2.LCMサービスがおすすめの理由
- 4.3.ライフサイクル全体を通じてトータルで対応してくれる
- 5.まとめ
- 5.1.関連コラム
- 5.2.関連サービス
- 5.3.関連資料ダウンロード
学校でMDMが必要な理由とは?
小学校や中学校では、iPadなどのタブレットやWindows PCなどの端末が日々、導入・活用されていますが、その管理にMDMと呼ばれるツールが活用されています。MDMとはどのようなものなのでしょうか。
MDMとは?
MDMとは、「Mobile Device Management(モバイルデバイスマネジメント)」の略称であり、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスを一元管理するシステムを指します。
MDMには、モバイルデバイスを効率的に管理できる多様な機能が搭載されています。例えば、接続するネットワークや利用できるアプリの制御や制限、Webサイトへのアクセス制限、セキュリティ一括設定などの機能が搭載されています。
また、端末の紛失・盗難時の遠隔操作によるデータ消去やロック機能などが備わっているのも、MDMの大きな特徴です。
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学校でMDMが必要な理由とは?
MDMは、企業だけでなく学校にも導入が進んでいます。その背景として、多数の端末を一元的に管理することによる管理性向上や効率化を目的としていることが挙げられます。
また、紛失・盗難時のセキュリティ対策や、不要なWebサイトの閲覧ができないようにしたり、学習とは関係のないアプリのインストール・利用の制御や端末へのいたずら防止なども意図されています。
特に膨大な数の端末を、教職員が一台一台管理するのは、メイン業務への支障が生じることもあり、困難です。MDMで一元管理することで、効率的に管理を進めることができます。
学校がMDMを導入するメリット
学校がMDMを導入するメリットについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
セキュリティの強化により、安心して利用させられる
タブレットの紛失時や盗難時には、端末に含まれる情報が漏洩したり、端末が不正に利用されたりするリスクが考えられます。MDMには遠隔からロックや全データ消去が行える機能が備わっているため、情報漏洩などのリスクを低減できます。
セキュリティの懸念は、紛失・盗難時だけでなくネットワークを介したリスク、例えばサイバー攻撃やフィッシング詐欺などもあります。MDMで一元的にセキュリティ全般を管理することで、児童生徒に安心して端末を利用させることができます。
授業に不要なアプリ・機能の制限が可能
MDMでは、アプリや機能を一括で制御したり、制限をかけたりすることが可能です。授業や学びのために最適化された環境を容易に実現できます。
デジタル教材の一斉配信
MDMには、アプリを一斉に配信し、インストール・設定する機能があるため、デジタル教材を一斉配信したい場合に、一台一台設定する必要がありません。効率的に教材の利活用が進められることで、教員の負荷軽減につながります。
国は近年、端末を児童生徒1人につき1台利用できるようにするICT環境を整えるGIGAスクール構想を進めており、義務教育課程においてはICT環境が整いつつあります。MDMを利用して上記のようなメリットを得ることは、GIGAスクール構想およびICT環境の整備による新しい学びの促進に寄与するといえます。
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学校がMDMを運用するときの注意点
一方で、学校がMDMを自ら運用する場合は、注意点や課題があります。
運用負荷の増加
MDMを十分、かつ安全に運用するためには操作技術や機能を熟知している必要性があり、誰もがすぐに扱えるツールではありません。そのため、MDMに不慣れな教職員が活用するには一定の負荷がかかるといえます。メインとなる授業や児童生徒の管理などの業務を行いながら、MDMの運用を進めることは現実的ではないでしょう。
導入・運用コストの増大
MDMの導入や運用を行う際には、導入コストがかかるほか、セキュリティーポリシーの設定や操作技術の教育など運用時にもコストがかかるものです。そのため、コストが増大するリスクもあります。
これらの課題を解決するには、MDM運用代行サービスを利用するのが一つの方法です。
MDM運用代行サービスでは、MDM運用のプロがMDMの運用やそれに紐づくセキュリティポリシーの設定などさまざまな業務を代行してくれるため、効率的なMDM運用が可能になります。
サービス利用料はかかりますが、費用対効果が高いサービスを利用することでコスト面の対策にもなります。
MDM運用代行におすすめのLCMサービスとは?
もしMDM運用代行サービスに運用を委託する場合は、MDM運用代行も含めたLCMサービスを利用することで、より安心して管理を任せることができ、コストパフォーマンスも高まると考えられます。
LCMサービスとは
LCMとは「Life Cycle Management」の略で、主にPCやスマートフォン、タブレットなどのモバイルデバイスのライフサイクル全体を管理する取り組みを指します。LCMサービスでは、モバイルデバイスのライフサイクル全体を通じて管理を任せることができるため、日々、安心して利用を進めることができます。
具体的には、端末の選定・調達から運用・保守、修理、交換、廃棄まで端末のライフサイクル全体で管理を任せられます。
運用・保守の工程においてはMDMを活用して端末を管理するのが一般的であるため、LCMサービスを利用することで、MDM運用も任せることができます。
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LCMサービスがおすすめの理由
MDM運用のみを代行するサービスがある中、あえてLCMサービスを利用するメリットとしては、次のことが挙げられます。
ライフサイクル全体を通じてトータルで対応してくれる
LCMサービスは、運用保守だけでなく、端末の調達からキッティングなどの設定、MDM運用、保守、修理対応、不具合対応、端末更新、廃棄まであらゆる工程に対応してくれます。一部の工程のみの管理では、教職員などの学校側の負荷が高まるため、全体を通じて管理してもらうほうが効率的といえます。
またライフサイクル全体で管理することで、各工程が可視化でき、管理がスムーズに進むメリットもあります。
特に学校では教員の働き方改革が推進されている背景もあり、業務負荷の高い業務はできるだけ効率化する必要があります。端末管理についてもLCMサービスへ総合的に任せることで、メイン業務への集中および業務効率化が実現するでしょう。
まとめ
MDMを導入する学校は多くありますが、より効率的に運用していくためには、MDM運用代行サービスやLCMサービスの活用もおすすめです。
MXモバイリングでは、MDM運用代行を含むLCMサービスをご提供しており、スマホやタブレットなどのモバイルデバイスの導入を企画・運用設計からキッティング、保守、廃棄まで一貫して対応すし、スマートデバイスの利活用や運用管理をトータルでサポートしています。
すでに学校への導入も進んでおり、実績も数多くございます。ライフサイクル全体はもちろんのこと、キッティングのみ、MDM運用のみなど、一部の業務のみのご対応も可能ですので、お気軽にご相談ください。
MXモバイリングのLCMサービス:運用設計からMDM運用、請求代行サービスまでデバイス管理をトータルサポート
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