iPadですぐに情報整理~クイックメモとSafariのハイライト活用~

iPadですぐに情報整理 ~ クイックメモとSafariのハイライト活用 ~

現場の打合せメモ、Web調査の要点、電話対応の聞き取りを、その場で“出典つき”で残せると、後工程の資料作成やチーム共有が一気に速くなります。

本記事ではiPadの「クイックメモ」と、Safariで拾った重要テキストをハイライトしてメモ化する流れを、ビジネスユースに最適化するコツとあわせて解説します。公式サポートページへのリンクも掲載していますので、ぜひ日々の業務効率化にお役立てください。

クイックメモを瞬時に呼び出し、打合せの要点を逃さず記録

会議中や電話の最中でも、画面の隅からスワイプするだけでメモを即起動できます。

Apple Pencilに対応していれば手書き→後から検索も可能で、議事の要点、アクション、担当者をその場で整理できます。

初回利用時に自動で作成される「クイックメモ」フォルダに集約されるため、後での回収・共有も容易です。

使い方手順

  1. 初期設定を行います。設定>メモで「隅からスワイプ」をクイックメモに設定します。必要に応じて設定>コントロールセンターで「クイックメモ」を追加します。
  2. メモを起動します。画面右下隅から内側へスワイプするか、コントロールセンターの「クイックメモ」をタップします。Apple Pencilでも右下隅からのスワイプで起動できます。
  3. タイトルや本文を入力します。議題、決定事項、担当/期限などを見出しやチェックリストで整理します。
  4. 本文末尾に「#案件名」「#顧客名」「#締切」などのタグを入力すると、後からタグで探しやすくなります。
  5. 閉じると自動保存(メモAppの「クイックメモ」フォルダに格納)されます。

注意点

  • 社外秘情報は会社の情報管理ポリシーとMDM設定に従って取り扱います。
    必要に応じてメモのロックを有効にしてください。
  • iCloudで「メモ」を有効にしていない場合、デバイス内のみの保存になります。
    端末入れ替えや紛失時のリスクにご注意ください。
  • コーナースワイプはスクリーンショットと機能が競合する場合があります。
    設定>メモで動作を確認してください。
  • 手書きメモの検索は書き文字認識に依存します。
    重要語句はテキストでも併記しておくと検索性が高まります。

公式案内

詳しくはAppleの公式サイトをご覧ください(外部サイトに移動します)

ハイライトするだけでOK!Safariの重要な一文を出典つきでクイックメモに自動保存

法規・業界ニュース・競合サイトなどの重要な一節を選ぶと、そのままクイックメモに引用とURLが保存されます。

メモ内のリンクから再訪すると、該当箇所へジャンプしてハイライト表示。出典確認や更新チェックが即座に行えます。コピー&ペーストの手間や出典漏れを防ぎ、レポート作成や社内共有の品質を均一化できます。

使い方手順

  1. Safariで参照したいWebページを開きます。
  2. 引用したいテキストを長押しして選択し、必要に応じてハンドルで範囲を調整します。
  3. 表示される「クイックメモに追加」をタップします。クイックメモが展開し、引用テキストとページURLが自動で挿入されます
  4. メモ内でタグを付け、フォルダを確認します。関連する案件タグや日付タグを付けて整理します。
  5. 後で出典を確認する際は、メモ内のリンクをタップします。該当箇所にハイライトされた状態でページへジャンプできます。

注意点

  • Webページの構成変更やログイン制限により、ハイライト箇所へのジャンプが正しく動作しない場合があります。重要情報は要点とURLの両方を記録しておきましょう。
  • 有料会員ページなどの引用は、社内利用の範囲や著作権ポリシーに従って取り扱います。
  • 動的に生成されるページやPDFビューアでは、テキスト選択やハイライト連携ができない場合があります。
  • 機密性の高いURLを含むメモの共有範囲は最小化し、アクセス権を適切に管理します。

公式案内

詳しくはAppleの公式サイトをご覧ください(外部サイトに移動します)

タグとスマートフォルダを使って、クイックメモをチームの共有ナレッジに育てる

「チームの共有ナレッジ」とは、一人ひとりのメモや経験・ノウハウを、チーム全員が検索・参照・更新できるよう整理した “共通の知識ストック” のことです。担当が替わっても同じ情報を探し直したり、ゼロから考え直したりせず、誰でもすぐに再利用できる状態を指します。

クイックメモに付けたタグをもとにスマートフォルダを作れば、「案件/製品/地域」などの切り口で自動的に整理できます。

さらに共同制作を使うと、メンバーの追記や修正がリアルタイムに反映され、新人への引き継ぎや営業資料のたたき台としても再利用しやすくなります。重要なメモは固定表示してトップに並べておくことで、定例会前の確認事項をチーム内で標準化できます。

使い方手順

  1. メモAppで「クイックメモ」フォルダを開き、各メモに統一ルールでタグ(例:#案件名 #優先度高)を付けます。
  2. サイドバーの「新規スマートフォルダ」をタップし、条件にタグを指定します。以後、条件に一致するメモが自動で集約されます。
  3. 共有ボタン>共同制作を選択し、チームメンバーを追加。変更時の通知やハイライト表示を有効にします。
  4. 重要メモは右スワイプで「固定」します。会議前に固定メモだけを確認すると、漏れが減ります。
  5. Safariやメールからの情報も共有シートで「メモに追加」を選び、既存の共同メモへ集約します。

注意点

  • 共同制作では、共有相手のApple IDや権限設定を確認します。社外との共有可否は、社内ポリシーに従いましょう。
  • 略称や重複タグがあると検索性が落ちます。タグ命名規則はチームで統一しましょう。
  • 個人用とチーム用のフォルダを分け、機密度に応じたアクセス管理を徹底して下さい。
  • 大量の添付ファイルを追加するとストレージを圧迫します。大容量資料は社内ストレージのURLを記載する運用も検討しましょう。

公式案内

詳しくはAppleの公式サイトをご覧ください(外部サイトに移動します)

【ご注意】
本記事の内容は、2025年12月時点の情報に基づいて作成しています。
ご利用のiPadの機種やiOSおよびiPadOSのバージョンによっては、設定方法や表示が異なる場合があります。
また、記事内でご案内している公式ページのURLについては、掲載時点のものとなります。リンク先の内容は予告なく変更される場合がありますので、最新情報については必ず公式ページをご確認ください。

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