キッティング代行で効率化!キッティング代行サービスのメリット・デメリットとは?
PCやスマートフォンなどのモバイルデバイスを社内に導入する先は、キッティングを行ってから従業員に配布する必要があります。しかし大量に導入する場合には大きな手間がかかり、人手不足の最中、対応するのはなかなか厳しいものです。そんなときに役立つのがキッティング代行サービスです。今回はキッティング代行サービスの特徴から導入のメリット・デメリット、利用時の注意点をご紹介します。
目次[非表示]
- 1.キッティング代行サービスとは?
- 1.1.キッティング代行サービスとは
- 1.2.キッティングとは
- 2.キッティング代行サービスのメリット・デメリット
- 2.1.メリット
- 2.1.1.人手不足への対応策になる
- 2.1.2.自社で行うコストや手間の削減
- 2.1.3.最新の機器や技術を導入できる
- 2.1.4.季節的なタイミングによる大量デバイス導入時にコスト低減
- 2.2.デメリット
- 2.2.1.セキュリティ面で少なからずリスクが上がる
- 2.2.2.サービス提供企業との連携や密な情報共有が必要
- 2.2.3.費用対効果を検討する必要がある
- 3.キッティング代行サービス利用時の注意点
- 3.1.セキュリティ対策が万全かどうか入念に確認する
- 3.2.費用対効果を十分に検討する
- 3.3.調達や運用、廃棄までライフサイクル全体で捉える
- 3.4.LCMサービスとは?
- 4.まとめ
- 4.1.関連コラム
- 4.2.関連サービス
- 4.3.関連資料ダウンロード
キッティング代行サービスとは?
キッティング代行サービスとは、どのようなサービスなのでしょうか。概要と特徴をご紹介します。
キッティング代行サービスとは
キッティング代行サービスとは、企業のキッティング業務を代行するアウトソーシングサービスを指します。
キッティングとは
キッティングとは、企業がPCやスマートフォンなどのモバイルデバイスなどの導入時に実施する初期設定などのセットアップ作業を指します。
具体的な作業内容としては、開梱から始まり、ネットワークやセキュリティ関連の設定、アプリやソフトウェアのインストール、MDM(モバイルデバイス管理)の設定、動作確認、管理ラベルの貼付けなどが挙げられます。
さらに外部接続機器等の設定を含むこともあります。
いずれにしても従業員の手元に配布された際にすぐに利用開始できる状態にするための、あらゆる作業を含みます。
キッティング代行サービスは、そのキッティング業務をプロが代行するもので、主に大量にPCやモバイルデバイスを導入したり、オフィスの拡大移転や古いデバイスの一斉入れ替えなどのタイミングなどによく利用されています。
キッティング代行サービスのメリット・デメリット
キッティング代行サービスを導入しようと検討されている方は、メリットとデメリットの両方を押さえておくことをおすすめします。
メリット
人手不足への対応策になる
企業がキッティングを行うシーンというのは、多くの場合、PCやデバイスを新たに導入したタイミングです。その場合、通常は企業の情報システム部などのIT管理者がキッティングを担当することになります。しかし、この人手不足の中、情報システム部の担当者が大量のPCやデバイスを一台一台キッティングしていては非常に手間と時間がかかります。また業務の時間を割いてまで行うのは厳しいところがあります。キッティング代行サービスを利用することで、人手不足の対応策になります。
自社で行うコストや手間の削減
自社でキッティングを行う際には、リソースを割く必要があります。しかし人員コストや教育コストはどうしてもかかってきます。もしキッティングに慣れていない場合には、より手間がかかってしまいます。このようなコストと手間を大きく削減することができるキッティング代行サービスは有効といえます。
最新の機器や技術を導入できる
キッキング代行サービスによっては、機器の調達から担ってくれる場合もあります。その場合には、最新機器の選定から委託することもできるので、最新の機器や技術を社内に導入できるというメリットも生まれます。
最新機器の初期設定には、専門的な知識が必要になることもあるため、その点についても代行サービスを利用することはメリットがあります。
季節的なタイミングによる大量デバイス導入時にコスト低減
企業によっては、季節やタイミングに応じて大量にデバイスを導入する機会は多くあります。そのような臨時のときにわざわざ人を新たに雇ったり、社内のリソースを無理に割いたりするとコスト面で懸念が生まれます。キッティング代行サービスはそうしたリスクを回避することができます。
デメリット
セキュリティ面で少なからずリスクが上がる
キッティング代行サービスに限らず、アウトソーシング全般において言えることですが、外部企業に委託するということは、社内で取り扱っている個人情報や機密データについても一部共有することになります。また機器のセキュリティに関するリスクもあります。
もちろん、キッティング代行サービスではプロが対応するため、セキュリティに関しても徹底して対策を行います。しかしながら、どのようなセキュリティの設定を行っているのかなどが見えないこともあるため、不安になることもあるでしょう。いずれにしても、セキュリティ面の課題は大きいといえます。
サービス提供企業との連携や密な情報共有が必要
キッティング代行サービスの利用が必要になる大量デバイスを導入する機会というのは、多くの場合、期日が設定されています。例えば「この日までにプロジェクトの準備を終えなければならない」という期日から逆算して、「○日までに○○台のデバイスをすべてキッティング完了しなければならない」と厳しい納期が設けられることもあります。
その際にはキッティング代行サービスの担当者と密に連絡を取り合いながら、スケジュールをしっかりと立て、コミュニケーションをしっかりととりながら進めていく必要があります。
実際にそのような進捗管理や共有がスムーズにいかないこともあるため、事前にあらかじめコミュニケーションのしやすさを検討しておく必要があります。
費用対効果を検討する必要がある
依頼台数やサービス料金によっては費用対効果をしっかりと検討する必要があります。例えば、依頼台数が少ない場合には、キッティング代行サービスに依頼するよりも、自社で実施したほうがコストを抑えられることもあるからです。導入の規模や必要な設定の内容などに応じて、費用対効果をよく検討しながらサービスの選定を進めていく必要があります。
キッティング代行サービス利用時の注意点
キッティング代行サービスを導入した後、利用する際には次の点に注意することをおすすめします。
セキュリティ対策が万全かどうか入念に確認する
キッティング代行サービスの事業者がどのくらいのセキュリティレベルの場所で作業を実施するのか、デバイスのセキュリティ設定の内容はどうなっているのかなどはあらかじめ入念に確認しておく必要があります。セキュリティ対策が万全で、信頼のおける事業者へ依頼するようにしましょう。
費用対効果を十分に検討する
先にデメリットとして挙げましたが、費用対効果については十分に検討する必要があります。自社で人員をまかなった場合のコストや教育コスト、コア業務への影響度合い、納期の状況など、あらゆる角度から費用対効果を検討しましょう。
調達や運用、廃棄までライフサイクル全体で捉える
キッティング作業はデバイスの導入時に行うものですが、デバイスの導入に当たっては、導入以前の調達や導入後の運用、故障対応、廃棄といったデバイスのライフサイクル全体を見通しておくことが大切です。そのようなデバイスのライフサイクルを通じた管理のことを「LCM(Life Cycle Management)」と呼びます。
キッティング代行サービスを検討する際には、ライフサイクルを通じて管理するLCMサービスも合わせて検討することもおすすめです。
LCMサービスとは?
LCMサービスとは、デバイスのライフサイクルを企業に代わって管理するサービスです。導入するデバイスの企画・製品選定・調達から導入、運用・保守、廃棄に至るまでの「生まれてから墓場まで」のライフサイクルすべての業務を担います。
近年は人材不足の課題が深刻化していることを背景に、LCMサービスをはじめとしたBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)への注目が高まっています。
BPOとは、一般的にただ業務を代行してもらうだけでなく、同時に業務改善を含んでいる手法です。業務の効率化やコスト削減といった明確な目的があり、プロに任せることで、業務の質向上やスピードアップなどを通じて業務改善を目指す意味合いがあります。
BPOとしてのLCMサービスの利用を通じて、自社に適切なデバイス管理体制を構築し、デバイス管理業務の質を高めていくことも可能になります。
まとめ
キッティング代行サービスは、企業のニーズに応える便利なサービスといえます。ぜひ最適なサービスを選定して利用を進めましょう。また、ライフサイクル全体でデバイスを管理することは、近年のトレンドになっています。キッティング代行サービスを含むLCMサービスの検討もあわせて行いましょう。
MXモバイリングのLCMサービスは、キッティング代行も含めた質の高い業務をご提供できます。
BPOサービスもご提供しており、お客様の課題を解決する業務改善にもつなげることができます。
キッティングやデバイス管理でお困りの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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