
iPhoneで“通知疲れ”を解消! ~ 集中モードと通知整理の極意 ~
ビジネスの生産性を左右するのが「通知の扱い」と「集中環境づくり」。
本記事では、iPhoneの「集中モード」を軸に、業務に合わせて通知を最小限に整える実践ワザをまとめました。
作成・カスタマイズ・自動切り替え・アプリごとのフィルタまで、標準機能だけで実現できます。公式サポートページへのリンクも掲載していますので、日々の業務効率化や時短の参考にご活用ください。
1. 用途別に「集中モード」を用意する
会議、集中作業、外出など用途ごとにモードを分けておくと、ワンタップで環境を切り替えられます。
活用シーン例
- 会議:会議用モードで連絡先・アプリを最小限に。
- 集中作業:SNS など情報系アプリの通知を抑え、メール/メッセージはフィルタで送信者を限定。
- 出張:乗換案内や搭乗アプリのみ許可して移動に集中。
運用のヒント
- チーム内で「緊急連絡の取り決め」を共有します。
- 通知の要約や優先度設定を定期的に見直し、見落としがないかチェックします。
- ホーム画面/ロック画面の外観もモード別に選び、気が散らない構成にします。
使い方手順
- 「設定」→「集中モード」を開き、右上の「+」をタップします。
- [カスタム]で新規モードを作成、または「おやすみモード/パーソナル/仕事/睡眠」など既存モードを選択してカスタマイズします。
- 「連絡先(通知を許可)」と「アプリ(通知を許可)」で、許可対象を最小限に設定します。
- 「オプション」で、必要に応じて
・「ロック画面に表示」をオフにする。
・「通知バッジを非表示」をオンにする。
・「時間に敏感な通知を許可」のオン/オフを切り替える。
・「集中モードの状態を共有」をオン/オフする。 - 必要に応じて「ロック画面をカスタマイズ」や「ホーム画面をカスタマイズ」を設定します。
注意点
集中モードを作りすぎると切り替えが煩雑になります。まずは「仕事」「パーソナル」の2本に絞り、使用頻度を見ながら拡張すると運用が安定します。
公式案内
- iPhoneで集中モードを設定する - Apple サポート (日本)
https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iphd6288a67f/ios - iPhoneやiPadで通知機能を使う - Apple サポート (日本)
https://support.apple.com/ja-jp/108781
2.スケジュールで自動オン/オフ
決まった時間帯や場所で自動的に切り替わるよう設定すれば、手動操作の手間が省けます。
使い方手順
- 「設定」→「集中モード」→ 対象モードを開きます。
- 「スケジュールを追加」をタップし、時間帯・場所・App の起動など条件を設定します。
注意点
位置情報を条件に含める場合は「位置情報サービス」をオンにしておく必要があります。バッテリー残量が少ない場合は自動切り替えが遅延することがあります。
公式案内
詳しくはAppleの公式サイトをご覧ください(外部サイトに移動します)
- iPhoneの集中モードをオンにする/スケジュールする - Apple サポート (日本)
https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iph5c3f5b77b/ios
3. 集中モードフィルタで“見る情報”をしぼる
モード中にアプリが表示する情報を細かく制御できます。
使い方手順
- 「設定」→「集中モード」→ 対象モードを開きます。
- 画面下部の「集中モードフィルタ」で[フィルタを追加]をタップします。
- 表示されるアプリ一覧からフィルタしたいアプリを選び、表示範囲を設定します。
【例】カレンダー:表示カレンダーを限定/メール:使用アカウントを限定
メッセージ:表示する連絡先を限定/Safari:使用するタブグループを限定。
注意点
「デバイス間で共有」をオンにすると、同じ Apple ID のすべてのデバイスでフィルタ設定が共有されます。アプリ側がフィルタ未対応の場合は効果が出ませんのでご注意ください。
公式案内
詳しくはAppleの公式サイトをご覧ください(外部サイトに移動します)
iPhoneで集中モードを設定する(フィルタ)- Apple サポート (日本)
https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iphd6288a67f/ios#ipheb6ee12a0
4.「優先度の高い通知」で見逃しを防ぐ
「時間に敏感な通知(Time-Sensitive)」を許可すると、集中モード中でも重要な通知だけを受け取れます。
使い方手順
- 「設定」→「通知」を開きます。
- 対象アプリをタップし、「時間に敏感な通知」をオンにします。
- 集中モード側でも「時間に敏感な通知を許可」をオンにしておきます。
注意点
公式案内
iPhoneやiPadで通知機能を使う - Apple サポート (日本)
https://support.apple.com/ja-jp/HT201925iPhoneで集中モードを設定する - Apple サポート (日本)
https://support.apple.com/ja-jp/guide/iphone/iphd6288a67f/ios
5. アプリ別の通知スタイルを最小限に整える
不要な表示を減らし、必要な場所だけに通知を出すのがコツです。
使い方手順
- 「設定」→「通知」→ 対象アプリを開きます。
- 表示場所(ロック画面/通知センター/バナー)、サウンド、バッジ、プレビュー表示を調整します。
- ロック画面の表示形式(件数/スタック/リスト)は「設定」→「通知」→「表示形式」で切り替えます。
注意点
プレビュー表示を「常に」にするとロック画面に内容が露出します。機密情報を扱う場合は「ロックされていないときのみ」や「しない」に設定することを推奨します。
公式案内
詳しくはAppleの公式サイトをご覧ください(外部サイトに移動します)
iPhoneやiPadで通知機能を使う - Apple サポート (日本)
https://support.apple.com/ja-jp/108781
6. コントロールセンターで即時切り替え
状況に応じて素早くオン/オフして、集中と確認を切り替えましょう。
使い方手順
- 画面右上から下へスワイプ(ホームボタン搭載機は画面下端から上へスワイプ)してコントロールセンターを表示します。
- 月アイコンの「集中モード」をタップし、一覧から目的のモードを選択します。
注意点
コントロールセンターには直近で使った 3 モードが優先表示されます。それ以外のモードを頻繁に切り替える場合は、設定アプリで並び順を見直すと効率的です。
公式案内
- iPhoneで集中モードを設定する - Apple サポート (日本)
【ご注意】
本記事の内容は、2025年9月時点の情報に基づいて作成しています。
ご利用のiPhoneの機種やiOSのバージョンによっては、設定方法や表示が異なる場合があります。
また、記事内でご案内している公式ページのURLについては、掲載時点のものとなります。リンク先の内容は予告なく変更される場合がありますので、最新情報については必ず公式ページをご確認ください。