Withコロナ時代の企業・施設の危機管理の重要性 ~AIサーマルカメラ、非接触型サーモチェッカーを活用した検温も効果的~
新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大下において、企業や施設は十分な感染防止対策による危機管理が重要になってきます。そのような中でも、特に「検温」は感染源を絶つために欠かせない重要なものです。
そこで今回は、Withコロナ時代の企業・施設の感染防止対策や効率的に検温を実施する手段をご紹介します。
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新型コロナウィルス感染防止対策は、企業や施設にとって生命線
一度は落ち着いたかに見えた新型コロナウィルスですが、冬になり再び感染が増加傾向にあり、この状況は長期化していくものと考えられます。
人々の生活はもちろん、経済にも甚大な影響が出る中、企業や学校、病院、工場などの施設は活動を継続し、生産性を維持して生き残っていくために、十分な感染防止対策により危機管理を行うことが生命線と言っても過言ではない状況にあります。
この感染防止対策がどれだけ徹底されているか、ということはもちろん、どれだけ効率的に実施していけるかということも、生き残るために重要な視点といえます。
企業や施設における感染防止対策とは
では、企業や施設が行うべき感染防止対策にはどのようなものがあるでしょうか。今一度確認しておきましょう。
- テレワークの実施
- 時差出勤
まず、このような多くの人が集まらないようにする対策や、接触をできるだけ避ける対策が先決です。これらはもちろん重要ではありますが、どうしても現場に集まらなければならない業種、状況などもあります。
そうした場合に、オフィスや工場などの施設で実施すべき対策には、主に以下のようなものがあります。
- ソーシャルディスタンスの確保
- 手洗い、うがい、マスク着用の徹底
- 各所のアルコール消毒
- 定期的な換気
- 検温
- タッチレス化
- 入退室管理
感染症対策のポイントは、「感染源を絶つこと」「感染経路を絶つこと」「抵抗力を高めること」の3つであるといわれています。
このうち、「感染経路を絶つ」ためには、新型コロナウィルス感染症の主な感染経路である「飛沫感染」と「接触感染」を絶つことが必要になります。飛沫感染とは、感染者の飛沫、つまりくしゃみ、咳、つばなどと一緒にウィルスが放出され、他の人がそのウィルスを口や鼻などから吸い込んで感染することです。
接触感染とは、感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後で物に触れ、他の人がそれを触ることでウィルスが手に付着し、その手で口や鼻を触ることにより粘膜から感染することです。
これらの感染経路を絶つために必要となるのが、ソーシャルディスタンスの確保や手洗い・うがい・マスク着用の徹底、アルコール消毒、定期的な換気、タッチレス化などです。
タッチレス化については、例えば、オフィスのドアを手動から自動ドアにしたり、トイレや洗面所の水道を非接触で操作できるものにしたり、従業員の出勤・退勤時にカード式やタッチ式のセキュリティを導入している場合に、手が触れずに済むようにタッチレスで解除するようにしたりするなどの方法があります。
そして、「感染源を絶つ」対策も必要になります。
入退室管理については、不審者侵入を防犯のためだけでなく、万が一感染している部外者が侵入するのを防止するためにも重要になっています。
また感染の疑いがある人を早期発見するためには、検温が非常に重要になってきます。外からウィルスを持ち込まないために、感染している人やその疑いのある人を発見するための重要な手段となります。
検温には「AIサーマルカメラ」「サーモチェッカー」が有用
検温には、さまざまな方法や機器がありますが、よく使われている機器が「携帯型(ハンディ型)サーマルカメラ」です。施設の入口で、測定者が機器を手に持って、来訪者の額や手にかざして非接触で体表面温度を測定します。
しかしこの携帯型サーマルカメラは手間や人件費がかかり、来訪者との接近により感染リスクが高まるなどの問題もあります。
そうした中で、非常に有用な検温方法が「AIサーマルカメラ」や「非接触型サーモチェッカー」を活用する方法です。それぞれの特徴とメリットをご紹介します。
「AIサーマルカメラ」
AIサーマルカメラは、携帯型サーマルカメラと同様に、来訪者の検温ができる機器ですが、人手を必要としないところが大きな違いです。AI顔認証システムにより、カメラが対象に対して非接触で「顔」であることを検知、認識し、額の体表温度を最速0.05秒以内と素早く測定することから、わざわざ手に持って来訪者に近づき、額にかざさなくて済みます。
感染の疑いのある体表面温度を検知した場合には、画像アラートと音声アラートにより、監視者に即時通知されることから、感染源を絶つことができます。
設置方法としては、ディスプレイにAIサーマルカメラを備える方法や、スタンドを用いて設置する方法があり、いずれも無人化が可能です。そのため、携帯型サーマルカメラと比べて、人件費の削減につながる上に、検温時の感染リスクもなくなります。
「非接触型サーモチェッカー」
非接触型サーモチェッカーは、来訪者が、オフィスや施設入口に設置されている機器に、自ら手のひらをかざすことで、瞬時に体表面温度を測定するものです。感染の疑いのある体表面温度を検知した場合には、音声とライトでアラートを出すことができます。
バッテリーが内蔵されていることから、設置後は無人で機能することから、人件費の削減につながる上に、検温時の感染リスクもなくなります。
設置方法としては、スタンドに取り付ける方法や、本体裏面に磁石が内蔵されているものについては、金属面に吸着する方法があります。そのため、オフィスや工場、学校、病院はもちろんのこと、飲食店、専門店、バスや電車などの交通機関など、場所を選ばず設置できるメリットがあります。
まとめ
新型コロナウィルスの感染防止対策は、企業や施設にとって生命線ともいえることから、徹底した危機管理が重要です。その中でも、感染源を絶つために欠かせない検温については、非接触・無人による効率的な方法で実施することが有用です。
※サーマルカメラ/サーマルセンサーは医療機器ではありません。スクリーニングとして体表面温度を表示する端末です。高温を検知された場合には、別途接触式体温計等で正確な体温を測ってください。
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